
ハイクラス向け転職エージェントおすすめ13選!20代・30代へのおすすめも紹介します
年収800万円超えのハイクラス求人を扱う転職エージェントを13社紹介します。
これまでのキャリアを活かして年収を上げたい方や、専門性の高い業界へシフトしたい方は、ハイクラス転職エージェントの利用がおすすめです。
本記事を最後まで読んで、選び方や活用方法についても参考にしてみてください。
人材業界で年収・キャリアアップしよう
目次
- ハイクラス向け転職エージェントおすすめ比較13選
- ビズリーチ
- リクルートダイレクトスカウト
- doda X
- アクシスコンサルティング
- ムービン・ストラテジック・キャリア
- アンテロープキャリアコンサルティング
- コトラ
- エンワールド・ジャパン
- キャリアインキュベーション
- for Startups
- BEET-AGENT
- パソナキャリア
- type転職エージェントハイクラス
- おすすめハイクラス向け転職エージェント【年代別】
- 外資系企業に強いハイクラス向け転職エージェント
- コンサルに強いハイクラス向け転職エージェント
- ベンチャー企業に強いハイクラス向け転職エージェント
- なぜハイクラス転職は難しい?
- ハイクラス向け転職エージェントのメリット
- ハイクラス向け転職エージェントのデメリット
- ハイクラス向け転職エージェントの上手な活用方法
- ハイクラス向け転職エージェントの選び方
- ハイクラス向け転職エージェントの利用の流れ
- ハイクラス向け転職エージェントによくある質問
- ハイクラス向け転職エージェントを利用して転職を成功させよう
ハイクラス向け転職エージェントおすすめ比較13選
ハイクラス向けのおすすめ転職エージェントを15社紹介します。
各社の詳しい特徴やサービスの強み、おすすめしたい方を解説していきます。
ビズリーチ
「ビズリーチ」は、企業から直接スカウトが届くタイプのサービスを展開しているサイトです。
2025年現在、ハイクラス転職サイトとして認知度を高めています。
年収1000万円以上の求人が4割以上を占めており、優秀なヘッドハンターが8400人以上登録されている点も魅力です。
登録するとさまざまなスカウトを受け取れるため、面接を効率良く進めたい方や普段多忙な方に使いやすいでしょう。
年収アップを目指したい管理職やプロフェッショナル人材に特にピッタリのサービスです。
運営会社 | 株式会社ビズリーチ |
所在地 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-15-1 |
代表 | 代表取締役社長 酒井 哲也 |
導入企業数 | 157,570件(2025年6月時点) |
対応地域 | 全国 |
リクルートダイレクトスカウト
株式会社インディードリクルートパートナーズが運営している「リクルートダイレクトスカウト」は、レジュメの登録で企業やエージェントからスカウトが届くサービスです。
「リクルートエージェント」から派生したサービスですが、求人に紐づくエージェントが転職サポートをしてくれ、数多くのエージェント・求人とつながれます。
スカウトの内容を見て、自分に適したエージェントを選びたい方にもおすすめです。
運営会社 | 株式会社インディードリクルートパートナーズ |
所在地 | 〒100-6640 東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー |
代表 | 代表取締役社長 淺野 健 |
公開求人数 | 51万6381件(2025年6月11時点) |
対応地域 | 全国 |
doda X
「doda X」は、年収600万~2000万円台クラスの求人を取り揃えたハイクラス転職サイトです。
レジュメ登録をしてスカウトを受け取ることもできますが、自身で求人検索をかけることもできます。
「すぐに転職したい」方でも「じっくり検討したい」方でも、自分のペースで転職活動を進めやすい設計です。
約7300人のヘッドハンターが登録しているため、意外な企業からのスカウトを受け取るチャンスも増やせるでしょう。
運営会社 | パーソルキャリア株式会社 |
所在地 | 〒106-0041 東京都港区麻布台一丁目3番1号 麻布台ヒルズ 森JPタワー21階 |
代表 | 代表取締役社長 瀬野尾 裕 |
公開求人数 | 61171件(2025年6月時点) |
対応地域 | 全国 |
参考:ハイクラス転職サービス doda X【デューダエックス】パーソルキャリア株式会社
アクシスコンサルティング
「アクシスコンサルティング」は、コンサル業界に精通した転職エージェントです。
紹介される求人の約78%は非公開求人が占めているため、登録すればよりハイクラスな案件を紹介してもらえるかもしれません。
コンサル業界は、これまでの経験が問われるだけでなく、相対的に高いスキルが求められる業界です。
また、地方の案件がそもそも少ない業界なので、首都圏をメインに転職先を探している方や、1人で転職活動を進めるのが不安な方に適しているでしょう。
運営会社 | アクシスコンサルティング株式会社 |
所在地 | 〒102-0083 東京都千代田区麹町4-8 麹町クリスタルシティ6F |
代表 | 代表取締役会長 CEO 山尾 幸弘 |
公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国(首都圏がメイン) |
ムービン・ストラテジック・キャリア
「ムービン・ストラテジック・キャリア」は、コンサルティング業界の転職に特化した転職エージェントです。
ハイクラス向けの経営・戦略コンサルからコンサルティングファームまで多くのコンサル企業へハイクラス人材を送り込んできた実績があります。
国内のコンサルティングファームは9割以上網羅しており、長年の歴史と実績で理想の転職をサポートしてくれるでしょう。
運営会社 | 株式会社ムービン・ストラテジック・キャリア |
所在地 | 〒107-6207 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー7F |
代表 | 神川 貴実彦 |
公開求人数 | 一部公開 |
対応地域 | 全国 |
アンテロープキャリアコンサルティング
「アンテロープキャリアコンサルティング」は、PE・金融・コンサル・ポストコンサルの転職支援を行うエージェントサービスです。
未経験からハイクラスキャリアを実現したい人も応援しており、専門的な知見と多くの実績をもとに、手厚いサポートを提供してくれます。
サイトには転職成功記も掲載されているので、どのような転職が可能なのかイメージしたい方は参考にしてみてください。
運営会社 | アンテロープキャリアコンサルティング株式会社 |
所在地 | 〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル15F |
代表 | 代表取締役 小倉 基弘 |
公開求人数 | 4455件(2025年6月時点) |
対応地域 | 全国 |
コトラ
「コトラ」は金融・コンサル・IT/DXエンジニアなどのハイクラス求人を多数取り扱う転職エージェントです。
案件の数が豊富な東京都がメインで、選考会や説明会も頻繁に開催されています。
企業の発信を実際に見ることができることもあり好評で、ウェブ参加も可能です。
業界出身のコンサルタントが数多く在籍しているため、「まずは登録だけして情報収集したい」方にも適しています。
運営会社 | 株式会社コトラ |
所在地 | 〒106-0041 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ森JPタワー11階 |
代表 | 代表取締役社長 大西 利佳子 |
公開求人数 | 3万646件(2025年6月時点) |
対応地域 | 全国 |
エンワールド・ジャパン
「エンワールド・ジャパン」は、外資系や日系グローバル企業の求人を紹介してもらえる転職エージェントです。
とくに日本国内にある約9割の外資系企業と取引があるため、外資系企業に転職したいと考える方は登録しておくと良いでしょう。
経営幹部、管理職、スペシャリスト職の案件も多く取り扱っています。
また、「入社後活躍」への想いが強く、入社をゴールにするのではなく、入社後に企業へ貢献できる活躍を目指した支援が可能です。
運営会社 | エンワールド・ジャパン株式会社 |
所在地 | 〒104-0031 東京都中央区京橋3-1-1 東京スクエアガーデン 12階 |
代表 | 代表取締役会長 鈴木 孝二 |
公開求人数 | 1115件(2025年6月時点) |
対応地域 | 全国 |
キャリアインキュベーション
「キャリアインキュベーション」は、コンサル業界、プライベート・エクイティ業界への転職を強みとした転職エージェントです。
戦略系コンサルティングファームやバイアウトファンド、ベンチャーキャピタルをはじめとする投資ファンドへの転職を考えるハイクラス人材に適しています。
イベント開催・著名紙への寄稿・出版・イベントの協力などを通して企業からの信頼獲得に務めており、結果として非公開求人の紹介も多く期待できるでしょう。
運営会社 | キャリアインキュベーション株式会社 |
所在地 | 〒102-0083 東京都千代田区麹町2-4-11 麹町スクエアプラザ3階 |
代表 | 代表取締役会長 荒井 裕之 代表取締役社長 佐竹 勇紀 |
公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
for Startups
スタートアップ企業への転職支援を行う転職エージェントです。国内2万5000社以上の日本最大級のスタートアップ企業のデータベースを駆使して有力な企業をピックアップし、紹介してくれます。
やりがいのある事業に関われるスタートアップ企業ですが、なかなか1人で探すのは難しいでしょう。
「for Startups」へ相談すれば過去の実績を踏まえた求人紹介、選考サポートや条件交渉まで丸ごとお任せすることができます。
運営会社 | フォースタートアップス株式会社 |
所在地 | 〒106-0041 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー 31F |
代表 | 代表取締役社長 志水 雄一郎 |
公開求人数 | 非公開 |
対応地域 | 全国 |
BEET-AGENT
「BEET-AGENT」は、年収600万円〜2000万円以上を目指す管理部門・バックオフィス人材の転職エージェントです。
企業を陰から支えるリーダークラス、ミドルクラスの転職支援を中心にキャリアアップの実現に寄与してくれます。
キャリアアドバイザーは、企業と求職者の両方に対応する「両面型」なので、企業側の事情や欲しい人物像を直接把握しており、詳しい情報共有が可能です。
現場のリアルな声を踏まえた助言が得られるため、具体的な面接対策が受けられるでしょう。
運営会社 | 株式会社アシロ |
所在地 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-3-1 新宿アイランドウイング4F |
代表 | 代表取締役 中山 博登 |
公開求人数 | 1396件(2025年6月12日時点) |
対応地域 | 全国 |
パソナキャリア
「パソナキャリア」はハイクラス・管理部門に強い転職エージェントです。
同社を通して転職に成功した約60%が年収アップしており、高い満足度につながっています。
「パソナキャリア」だけが取り扱っている限定求人は1200件以上(2024年5月時点)あり、取引実績のある企業は3万社を超えています。
全国に支店を構えているため、首都圏のみならず地方に住んでいるハイクラス人材にとっても、気軽に利用可能です。
運営会社 | 株式会社パソナ |
所在地 | 〒107-8353 東京都港区南青山3-1-30 PASONASQUARE 8階 |
代表 | 代表取締役社長CEO 若本 博隆 |
公開求人数 | 4万7858件(2025年6月12日時点) |
対応地域 | 全国(東京・大阪・名古屋・横浜・広島・福岡に支店あり) |
type転職エージェントハイクラス
「type転職エージェントハイクラス」は大手企業のリーダークラスからスタートアップの役員クラスまでハイクラス・管理職の転職支援を行うエージェントサービスです。
中でも、面談後の満足度が高く、面談中のアドバイス・求人紹介数・説明の充実度の観点において高い評価を得ています。
キャリアの棚卸しをしたい方や、今後のライフプランに迷っている方、他のエージェントでうまく進められない方はぜひ一度面談してみると良いでしょう。
運営会社 | 株式会社キャリアデザインセンター |
所在地 | 〒107-0052 東京都港区赤坂3-21-20 赤坂ロングビーチビル |
代表 | 代表取締役社長兼会長 多田 弘實 |
公開求人数 | 1万件以上(2025年6月時点) |
対応地域 | 全国 |
おすすめハイクラス向け転職エージェント【年代別】
おすすめのハイクラス向け転職エージェントを年代別に紹介します。
20代・30代向けのおすすめ転職エージェントについて、具体的なサービスと支援実績も合わせて解説していきます。
20代におすすめハイクラス向け転職エージェント
20代におすすめするハイクラス向け転職エージェントはdoda Xです。
doda X
若手に特化した媒体ではありませんが、20代でも優れた実績を持っている方であれば、良い案件の紹介も見込めます。
非公開求人の数も多いため、希望するキャリア次第では大幅な年収アップも可能でしょう。
30代におすすめハイクラス向け転職エージェント
30代におすすめするハイクラス向け転職エージェントは、JACリクルートメント・リクルートダイレクトスカウト・アンテロープキャリアコンサルティング・パソナキャリアです。
JACリクルートメント
2023年の転職成功者割合実績を見てみると、全体の半数近い、41%が30代を占めています。
専門性の高いキャリアアドバイザーがハイクラス転職をバックアップしてくれるでしょう。
リクルートダイレクトスカウト
年収アップを希望する30代に適した高年収案件が多数掲載されています。
転職を急いでいなくても、レジュメ登録だけしておけば、魅力的なスカウトが来る可能性も高いです。
アンテロープキャリアコンサルティング
金融やコンサルティング業界を目指す30代の転職支援に適したサービスです。
転職後の年収平均が840万円以上という高い実績を残しています。
パソナキャリア
30代の希望が多い管理部門(経理・人事・総務)などの案件も多数取り扱っています。
30~45歳の転職支援実績が特に豊富です。
外資系企業に強いハイクラス向け転職エージェント
ここでは、外資系企業に強いハイクラス向け転職エージェントを紹介します。
以下のエンワールド・ジャパン・コトラ・type転職エージェントハイクラスは外資系に強いです。
エンワールド・ジャパン
日本国内にある約9割の外資系企業との取引があります。
日本企業とは異なる、独特の文化を持つことが多いため、業界知識を踏まえたサポートが可能です。
コトラ
外資系の金融業界やコンサル業界のハイクラス転職に長けています。
英文レジュメの作成や英語面接対策も依頼できる点が強みです。
type転職エージェントハイクラス
企業と求職者の両面型スタイルなので、外資系企業のニーズを素早く求職者へ反映させてくれます。
現場のリアルな情報も引き出しやすいでしょう。
コンサルに強いハイクラス向け転職エージェント
ここでは、コンサルに強いハイクラス向け転職エージェントを紹介します。
アクシスコンサルティング・ムービン・ストラテジック・キャリア・キャリアインキュベーションはコンサル業界のハイクラス向け転職におすすめです。
アクシスコンサルティング
20年以上コンサル業界への転職支援をしてきた会社です。
現役コンサルタントの4人に1人が登録しているサービスで、業界知見も豊富なキャリアアドバイザーが在籍しています。
ムービン・ストラテジック・キャリア
戦略系コンサルティングファーム出身のキャリアアドバイザーの伴走が受けられるサービスです。
コンサル業界特化型の先駆者として、数多くの成功実績を抱えています。
キャリアインキュベーション
コンサル業界での転職成功実績が、1000件以上あります。
高い満足度にコミットしており、新規登録会員数も増加傾向です。
ベンチャー企業に強いハイクラス向け転職エージェント
ベンチャー企業に強強いハイクラス向け転職エージェントは以下の2つです。
for Startups
スタートアップ企業への転職に強く、2万5000社以上のデータベースと過去の実績を踏まえて有力な企業の紹介が可能です。
「殿堂入り」と呼ばれる優秀なヘッドハンターが率いる200名ほどのヒューマンキャピタリスト(キャリアアドバイザー)が内定まで丁寧に伴走してくれます。
BEET-AGENT
ベンチャー、スタートアップ企業への転職支援が強みの1つです。
年収600万円以上のミドルクラス・リーダークラスへの転職から、年収2000万円クラスのハイレベル求人への転職まで幅広く支援実績があります。
なぜハイクラス転職は難しい?
一般的に、「ハイクラス転職は難しい」と言われています。
なぜハイクラス転職が難しいのか、理由は以下の2つです。
求人数が少ない
1つ目の理由は、求人数の少なさです。
年収800万円以上や管理職以上を指すハイクラス求人は一般的なポジションと比較しても母数が限られています。
すでに管理職がいる状態で欠員が発生した際に募集をかけたり、新規事業の立ち上げなどで増員したりするケースが多いでしょう。
特に「経営幹部」、「部門長」、「CxO候補」などの求人は募集のタイミングが不定期かつ非公開の場合が多いため、難易度が上がります。
自分が転職したいと思ったタイミングで条件にマッチする求人と出会える可能性が低い上に、求人数が少なく探しにくい理由で難しいと言われているのです。
企業の選考が難しい
2つ目の理由は、選考基準が厳しく、内定までのハードルが高いことです。
ハイクラス人材が担う仕事は、会社の根幹を担うことも多く、だれでも良いわけではありません。
即戦力かつ確実に成果を出せる人材を前提条件にしていることが多くなり、「業界経験」、「マネジメント経験」、「英語をはじめとする語学力」、「ロジカル思考」といった複合スキルが求められます。
特に英語はもはや当たり前となっており、中国語やベトナム語などの第三の言語スキルを持っていてようやく語学力として認められることも多いです。
曖昧な経験やポテンシャルを認めてくれるところは少ないため、過去の定量的実績が重視されます。
選考対策として転職エージェントの利用がおすすめです。
ハイクラス向け転職エージェントのメリット
ハイクラス向けの転職エージェントを利用するメリットは5つあります。
キャリアの棚卸し・方向性相談ができる
メリットの1つ目は、キャリアの棚卸しや転職の方向性をプロに相談できる点です。
転職活動はただ次の職場を決めるだけのイベントではなく、自分の人生プランを考え、生き方の方向性を決める動きでもあります。
1人で考えても答えがでないことも多いため、数多くの求職者と触れ合うコンサルタントに相談することで、広い視野を持てるようになったりするでしょう。
これまでの経験を、会話しながら振り返ることで整理できたり、まとめやすくなったりします。
書類作成や面接練習の際、役に立つプロセスを踏めるでしょう。
ハイクラス向け転職に詳しいコンサルタントだからこそ、自分のスキル・経験・強みを引き出してもらえます。
\人材業界のキャリア設計支援/
ハイクラス向けの非公開求人にアクセスできる
メリットの2つ目は、ハイクラス向けの非公開求人を紹介してもらえる点です。
経歴などのレジュメを登録すれば、一般の求人サイトでは閲覧できない「非公開求人」を紹介してもらえる可能性があります。
大手企業や人気企業の場合、魅力的な求人は応募が殺到することを避けるために非公開にしているケースも多いです。
また、公開求人にすると自社の社員に募集が見つかってしまうリスクもあります。
オープンポジションであれば問題ありませんが、社内秘の新規事業や既存社員より好条件の求人は公にしたくない会社もあるのです。
こうしたレアな求人を紹介してもらいたい方は、ハイクラス向けの転職エージェントを登録すると良いでしょう。
面接対策をしてくれる
メリットの3つ目は、キャリアアドバイザーによる具体的な面接対策をしてくれる点です。
ハイクラス求人は、面接の難易度も高いため事前情報をどのくらい集められるかは1つのカギとなります。
企業分析・自己理解・アピールポイントの整理といった基礎的な準備はもちろん、企業ごとの特色を踏まえた対策が必要です。
そこで、企業ごとの特徴や「この会社はこういった質問をしてくることが多い」といった情報は、非常に役に立ちます。
職務経歴書の有効な書き方を教えてくれたり、面接官役を務めてもらったうえでの面接練習に付き合ってくれたり、自分1人では難しい伴走をしてもらうことが可能です。
練習を通してうまく話せるようになり、当日の突飛な質問にも動揺せずに済むでしょう。
年収交渉・条件調整をしてくれる
メリットの4つ目は、選考が進んでいく中で確認しにくい年収交渉などを、キャリアアドバイザーが代行してくれる点です。
面接で年収の交渉をしたり、リモートワークの可否を確かめたり、福利厚生の希望を出すのはマイナスイメージのリスクがあります。
しかし、実際働くことを踏まえると確認したいことも多くあるでしょう。
そこで、直接聞きにくいことをキャリアアドバイザーに伝えて交渉してもらうことができます。
また、複数内定をもらっている場合は、条件を比較した上で交渉してくれることもあります。
他エージェントで進めている分の選考進捗もこまめに伝え、気になることや交渉を依頼したいことがあれば正直に相談しましょう。
応募やスケジュール調整を代行してくれる
メリットの5つ目は、応募作業や面接日程調整を代行してくれる点です。
ハイクラス転職を目指す人材であれば、多くの場合日中多忙な方が多くなります。
しかし、スピーディに内定を獲得するためには、複数企業の選考を同時に進める必要もあり、すべて自分1人で作業すると煩雑になる可能性が高いです。
とくに面接の日程調整は、候補日の送信や面接前に必要な書類の提出、テストの受講がある企業もあります。
締め切りを過ぎてしまい、せっかくの機会を失ってしまうのはもったいないため、キャリアアドバイザーへ事前に依頼しておくと良いでしょう。
日程のリマインドをしてくれ、最小限のやりとりで理想の転職活動を進めるサポートをしてくれます。
ハイクラス向け転職エージェントのデメリット
ハイクラス向けの転職エージェントを利用する上でデメリットが3つあります。
しかし事前に確認しておくことで「こんなはずじゃなかった」と思わずに済みます。
考えすぎて行動が遅くなるなら、転職活動を進めながら対策していくのがおすすめです。
希望と異なる求人を紹介されることがある
転職エージェントは求職者と企業のマッチングを行うサービスですが、希望条件と異なる求人の紹介もあります。
条件にぴったり合う求人が存在していなかったり、企業の求める人物像にぴったりマッチしていたりするからです。
どちらにせよ、まったくの見当違いな紹介であればクレームを入れても良いですが、視野を広げる意味でも条件が異なる求人もチェックしてみましょう。
条件と違っていても、企業研究や面接を通して魅力に気が付くこともあります。
もしくは即戦力として好条件で内定を獲得できる可能性もあるでしょう。
希望条件にとらわれすぎず、多角的に判断しながら進めると良い出会いにつながる可能性をあげられます。
キャリアアドバイザーの質に差がある
キャリアアドバイザーにも経験の差があるため、サービスの質にバラつきが生まれることもあります。
対応が雑に感じたり、業界知識が浅いと感じたりするかもしれません。
とくにハイクラス転職の場合、他業界よりも広い知見が必要です。
求職者の経歴の方が華やかなこともあり、業界知識で劣ることも十分あり得ます。
しかし、あくまでもキャリアアドバイザーは転職のプロであって、業界の知識が不足することは仕方ありません。
業界理解について判断するのではなく、面接対策や書類添削など転職支援にフォーカスしてチェックしましょう。
その上で、頼りにならないと思ったら担当変更を依頼します。
ほとんどのエージェントでは豊富なキャリアアドバイザーが用意されているため、自分にとって相性の良い相手が見つかるでしょう。
自分のペースで動きにくいことがある
転職エージェントを利用すれば、マイペースさは失われる可能性があります。
転職活動において、スピード感は重要な要素の1つです。
そのため「じっくり求人を比較して、応募先を考えたい」と思っていると充足してしまったり、求人ニーズがなくなったりします。
基本的にハイクラス求人枠は数枠のことが多く、大量募集は珍しいです。
高い年収などの好条件で用意されているため、他の求職者よりも早く面接調整を行い、面接を進める必要があります。
これらの理由から、キャリアアドバイザーは「早めに応募してください」と急かしてくることもあるかもしれません。
ゆっくり進めたい方には煩わしく感じるかもしれませんが、内定獲得のための助言だと思って対応するようにしましょう。
ハイクラス向け転職エージェントの上手な活用方法
ハイクラス向け転職エージェントをフル活用するためには、次の3つのポイントを押さえましょう。
複数のハイクラス向け転職エージェントに登録する
転職エージェントの登録は1つに絞らず3~4社登録するのが適しています。
なぜなら、各エージェントは独自の非公開求人情報や企業とのパイプを持っているためです。
エージェントが大切にしている指標の1つに「この案件は〇〇社だけにお任せしようと思う」と言われる求人の獲得があります。
これは企業とやりとりしていく中で信頼を勝ち取らなければ手にできない求人です。
こうした営業の努力で得た求人は、他のエージェントに登録していても紹介してもらえません。
そのため、大手~中小まで複数の転職エージェントに登録しておくことで、紹介の幅を広げられるでしょう。
\人材業界の求人はひとキャリ/
自分の希望や条件を明確に伝える
キャリアアドバイザーと面談する際、自分の希望条件はあらかじめ整理しておき、具体的に伝えることが重要です。
面談時に聞いた話をもとに求人紹介を行うため、経歴や転職理由も含めて細かく話しましょう。
- 業界
- 職種
- 勤務地
- 年収
- 休日
- 勤務時間
- 福利厚生(リモートの可否や産休・育休制度の有無など)
上記のように、数値化できる条件だけではなく、「職場の雰囲気」のような感覚的なものも希望があればまとめて伝えます。
キャリアアドバイザーは企業側の希望も把握しているため、ちょっとした「裏話」を教えてくれたり、「この職場は子育て中の方も多くて融通が利かせやすい」のような求人票に書いてない情報を教えてくれたりすることもあります。
面接対策や書類添削を積極的に活用する
面接対策や書類添削サービスは積極的に活用しましょう。
初めて転職する場合、一から職務経歴書・履歴書を作成する方も多いかもしれません。
その際、せっかく良い経歴を持っていても、まとまりのない書き方をしてしまっていると、書類選考になかなか通過しにくいです。
書く前に相談しても良いですし、出来上がった書類を提出してチェックしてもらっても良いでしょう。
事実を羅列するのではなく、人事担当がパッと見て魅力を感じるような文章にするため、アドバイスをしてくれます。
また、面接対策についても、企業ごとの特色を踏まえて具体的な情報を教えてもらえます。
面接日が決まったタイミングで、一緒に面接対策をしてもらう日程を調整するのがおすすめです。
ハイクラス向け転職エージェントの選び方
ハイクラス向け転職エージェントは、紹介した通り、様々なエージェントがいます。
その中で、自分に適したサービスを選ぶ際、どのような観点でチェックすれば良いでしょうか。
登録する前に確認する3つのポイントを紹介します。
ハイクラス向け求人数の多さ
まずは、ハイクラス向け求人がどのくらい登録されているのかチェックしましょう。
求人数が多ければ多いほど、転職先の選択肢は広がります。
あまり1社に絞らず、複数社登録しておき、多くの求人を目にしましょう。
非公開求人の場合は求人数が分からないため、実際に登録してキャリアアドバイザーに確認してみても良いです。
特にハイクラス求人は母数が少ないため、求人数の多さは重要なポイントとなります。
すぐに充足してしまうこともあるため、希望の条件に適した求人があれば自分のスキルや経験がどの程度マッチしているかチェックし、素早く応募するのがおすすめです。
目指す業界への専門性の高さ
次に目指している業界への専門性の高さも重要な要素です。
たとえばコンサルティングファームへ転職したいと考えた時、業界出身のキャリアアドバイザーが在籍しているか、成功実績の数は多いか、業界のイベント開催に寄与しているかといったポイントを確認します。
専門性が高ければ高いほど、紹介される求人のマッチング率は高いです。
逆に、あまり業界・仕事内容を理解していないキャリアアドバイザーからの紹介は、条件がずれていることも増えます。
話が嚙み合わないと感じたり、紹介求人に魅力を感じなかったりする場合、別の転職エージェントに切り替えるか、キャリアアドバイザーの担当変更を依頼しましょう。
\人材業界特化求人を紹介/
キャリアアドバイザーとのマッチ度
キャリアアドバイザーとの相性は、転職活動をストレスなく進めるためにも大切なポイントです。
選考が進んでいくと、その都度感想を聞くために会話する機会が増えます。
不安なことがあればすぐに相談できる関係性を作り、内定を目指して一緒に進めていくことが重要です。
しかし、やりとりのスピード感が合わなかったり、会話のテンポが合わなかったり、うまく意図をくみ取ってもらえなかったり、コミュニケーションに支障が生まれるとストレスを感じやすくなります。
転職活動のモチベーションが下がる要因となるため、違和感があるタイミングでキャリアアドバイザーへ不満を伝え、改善してもらうようにしましょう。
ハイクラス向け転職エージェントの利用の流れ
ハイクラス向け転職エージェントを利用しようと思ったら、以下の流れで進めていくことになります。
それぞれのフローの中身を詳しく解説します。
面談
転職エージェントに登録すると、まず面談の日程調整の連絡がきます。
現在は対面よりもオンラインや電話での面談が主流です。
複数の候補日を伝えて、都合の良い日時を決めましょう。
面談では、希望条件や転職理由、経歴などを詳しく聞かれます。
気になる業界に関する質問があればあわせて行いましょう。
また「すぐに転職したい」「良い求人があれば転職したい」など、転職への意欲も率直に伝えます。
緊急性が高いと判断されれば、より早く対応してもらえます。
不安や疑問、自己PRの整理などもこの段階で相談しておくと、書類作成がスムーズになり、やりとりしやすくなるでしょう。
求人紹介
面談後は、希望条件に合った求人を複数紹介してもらえます。
自分の希望に加え、強みやスキルを活かせる企業も提案してもらえるのがポイントです。
非公開求人が含まれることもあり、自分では見つけにくい選択肢が広がります。
行きたい会社だけでなく、求められている企業にも目を向けることで転職成功しやすいです。
選考は1社ずつではなく、複数社を並行して進めると内定までがスムーズになります。
最初に紹介してもらってからは、条件に合う求人が増えればその都度紹介してもらうことが可能です。
できれば毎日確認し、気になる企業があれば積極的に応募しましょう。
書類添削
気になる求人への応募が決まったら、職務経歴書と履歴書を作成して提出します。
このとき、書類は提出前に転職エージェントのコンサルタントにチェックしてもらうのがおすすめです。
書類の質を高めることで、選考通過の可能性を上げられます。
また、応募時には「推薦状」と呼ばれるキャリアアドバイザーからの紹介文も添えられます。
これは面談で話した内容をもとに、応募者の魅力や強みを企業に伝えてくれる重要な資料です。
気になる方は内容を見せてもらうと安心するでしょう。
企業ごとに重視するポイントは異なるため、応募先に合わせて書き方のコツをアドバイスしてもらうと良いです。
見やすく、簡潔で魅力が伝わる書類づくりを心がけることが、第一関門を突破するカギになります。
面接対策
書類選考を通過すると、いよいよ面接が始まります。
本番に備えて、事前に面接対策をお願いしておくのがおすすめです。
面接は練習を重ねることで確実に上達します。
話すことに自信がある方でも、想定外の質問や無意識のクセを見つけてもらえるため、一度は練習しておくと安心です。
目の動かし方や手振りなど、細かな点は自分1人では気づけないでしょう。
ハイクラスの人材採用では、経歴のような文章で分かる要素だけではなく、立ち振る舞いのような雰囲気も重要です。
コンサルタントは企業の採用担当者から評価されるポイントを把握しているため、質問の意図や回答のコツを教えてもらえます。
自信を持って臨めるよう準備しましょう。
内定・条件交渉
内定が決まったら、年収や福利厚生などの条件交渉はコンサルタントに依頼しましょう。
選考中に自分では伝えづらい要望も、代わりに企業へ伝えてくれます。
複数社から内定をもらった場合も、条件を比較しながら調整してもらうことが可能です。
「もう少し年収が上がれば入社したい」といった本音も遠慮なく相談してみてください。
金額に希望があれば具体的に伝えると、企業側も稟議を通しやすいでしょう。
なお、内定受諾を長引かせすぎると企業に迷惑がかかるため、選考状況は正直に伝え、期限を意識して進めましょう。
また、年収交渉をして企業側が調整をしてくれたのに辞退するのはマナー違反です。
遠慮する必要はありませんが、敬意を持ったやりとりが重要です。
ハイクラス向け転職エージェントによくある質問
ハイクラス向けの転職エージェントを使うにあたって、よく聞かれる5つの質問に回答します。
ハイクラスとは?
ハイクラスとは、一般的に「高年収」、「高スキル」、「高ポジション」の3つを兼ね備えた人材のことです。
ハイエンドやハイグレードといった言い方をするサービスもあります。
年収が800万円以上のポジションで、専門職や管理職、経営層の人材をハイクラス人材と言います。
1企業で数名しかいないことが多く、会社に与える影響も大きいため、採用する基準が高いです。
また、一般的な社員と比較しても高い視座を持つことが求められ、「経営目線を持っているか?」、「会社の成長にどのくらい寄与してもらえるか?」といった即戦力をチェックされるでしょう。
ハイクラス向け転職エージェントはお金がかかる?
ハイクラス向けの転職エージェントは無料で利用できます。
転職エージェントの仕組みとして、掲載している企業から成果報酬でマネタイズしているところが多いため、求職者からはお金を取りません。
また、無料のサービスだと適当になるのか気になる方もいるかもしれませんが、そのようなことはないので安心してください。
転職エージェントは求職者の転職が成功すればお金を得られます。
適当なサービスを提供し、なかなかマッチングしなければ、いつまで経っても成果につながりません。
そうならないためにも、良い条件でミスマッチがないような転職をサポートしてくれます。
さらに、満足度の高いエージェントとして評価を得られれば口コミで企業や求職者が集まりやすくなる良いサイクルにもつながるのです。
在職中でも転職エージェントを利用できる?
在職中でも転職エージェントは利用できます。
むしろ、ハイクラス人材が一度会社を退職し、無職の期間を経て別の会社に入社するケースは少なく、転職先を決めてから退職するケースの方が多いでしょう。
ただ、在職中であれば日中なかなか時間を取れない方も多いです。
そのためにキャリアアドバイザーが日程調整などの代行サポートをしてくれます。
自分ではなくても対応できるものはキャリアアドバイザーへ相談し、巻き取ってもらいましょう。
また、退職手続きを転職エージェント依頼することも可能です。
退職交渉は、引き止められたり、時期についてもめたり、トラブルになる可能性もあります。
もし円滑に転職活動を完結させたいなら、退職手続きを代行してくれるエージェントを選ぶのがおすすめです。
相性の悪いキャリアアドバイザーが担当だったらどうすればいい?
もし、キャリアアドバイザーとの相性が悪いと感じたら、担当変更を依頼しましょう。
転職は人生における大きな選択の1つです。
入る会社によってその後の人生が大きく変わる可能性があるため、少しでも不満があると後悔することもあります。
「良い転職活動ができた」と心から思えるように、キャリアアドバイザーと二人三脚で進めていくことが重要です。
レスポンスのスピードが合わない、すれ違いが多い、意図がうまく伝わらないなど、言語化できない違和感も見逃さないようにしましょう。
改善を要求しても良いですが、思い切って担当変更を申し出ても全く問題ありません。
内定をもらった後、断れる?
無事に内定を獲得した後でも、断ることは可能です。
「よく考えてみたら、本当に行きたい会社ではないかもしれない」と思い悩むことはよくあります。
1人で抱え込まず、何が不安なのかキャリアアドバイザーへ相談しましょう。
相談した上で、やはり違うと感じるなら辞退を申し出ます。
もちろん企業側の都合もあるため、辞退を決めたらなるべく早く申し出ましょう。
また、面接中に疑問を感じたことは積極的に質問していき、最後まで抱えないことが重要です。
ハイクラス向け転職エージェントを利用して転職を成功させよう
ハイクラス向けの転職エージェントは、求人数の多さ・専門性の高さ・キャリアアドバイザーとのマッチ度が重要な要素となります。
キャリアアップを実現させたい方や、ハイクラス求人へチャレンジしたいと思っている方は、本記事を参考に転職活動を検討してみてください。