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人事職はやめとけ?向いている人や志望動機のコツを紹介!
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人事職はやめとけ?向いている人や志望動機のコツを紹介!

「人事はやめとけ」と言っている人を見たことがないでしょうか。もしかすると、人事のやりがいをイメージしにくい方もいるかもしれません。

本記事では「やめとけ」と言われる理由や、人事に適性のある人の特徴、志望動機作成のコツまで分かりやすく解説します。

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目次

人事職がやめとけと言われる理由12選

人事職が世間でやめておけと言われる理由は主に12項目あります。

成果が見えづらく、評価されにくい

1つ目の理由は、成果が数値化されにくいため、評価されにくい点です。

営業職などと異なり、どの程度自身の仕事が成果に結びついているのか可視化されず、周りからも分かりにくくなっています。

採用人数の目標数など、数で管理できる定量的な目標もあれば、研修制度を通して離職を防ぐといった定性的なミッションまで、人事の仕事は幅広くあります。

特に離職率を下げるといった仕事は自身の影響度が図りにくい仕事です。

そのため、上司や他部署から評価されにくく、重要視されないことも多いでしょう。

時間をかけて研修プログラムを組んだとしても、実際に数値として成果が見えなければ、やりがいを感じることができない人も一定数います。

求職者の都合に合わせる必要がある

2つ目の理由は求職者の都合に合わせることが多く、予定が狂いやすい点です。

何度もラリーをしながら面接日を設定しても、当日連絡もなしにキャンセルとなるケースがあります。

自分のスケジュールだけであれば調整もできますが、役員面接などで役員の日程を押さえている場合もあります。

会議室の予約をし、役員の日程を確保し、求職者の情報に目を通して準備をしても、来社すらしてもらえないとやる気も失せてしまうでしょう。

そのため、求職者第一の働き方に疲れてしまう方がが一定数いるのが現状です。

情報漏洩のプレッシャーが常にある

3つ目の理由は、個人情報や機密事項管理に対するプレッシャーを感じる点です。

人事は社内の情報管理はもちろんのこと、求職者の個人情報も管理しています。

採用活動の中で誤って求職者の個人情報を外部へ流してしまったり、宛先を間違えて書類を送付してしまったりなど、ちょっとしたミスが大きな問題へ発展する可能性を秘めています。

現代は、SNSが発達している時代です。

会社の顔である人事が犯したミスは、会社そのもののイメージを悪くする危険性があります。

個人情報や機密事項を扱う際は、「少しのミスも許されない」緊張感を持つことが求められています。

細かな作業や慎重な仕事が苦手な人にはプレッシャーに感じられるでしょう。

「苦情処理係」になりがちでメンタルが削られる

4つ目の理由は、社内外のトラブルやクレーム対応を一手に受けることが多くなり、精神的な疲労を感じやすくなる点です。

近年、ハラスメントに対する認識が高まり、セクハラ・パワハラ・カスハラ(カスタマーハラスメント)・マタハラ(マタニティーハラスメント)など、社員から寄せられる相談内容が多様化しています。

もし、社員から相談を受けた場合、事実調査を行い、双方からヒアリングし、加害者・被害者へのフォローなどを人事が請け負うことになるでしょう。

社内に限らず、社外から会社に対してのクレームを受け付ける機会もあります。

その度に、トラブルに人事が矢面に立つこともあります。

数字で可視化できるような事例は少ないため、共感性の高い人ほどストレスを感じやすくなるでしょう。

評価や異動で「嫌われ役」になりやすい

5つ目の理由は、評価や異動に対して社員から不満を持たれやすい点です。

昇格や降格、異動など、人事は社員のキャリアに大きく影響を与えます。

不当な評価による人事異動が発生した場合、クレームがいきやすくなります。

半ば「八つ当たり」のような対象になることも多くなるでしょう。

また、人事発表の時期が近づくと、先に内容を知っている人事へ情報を聞き出すために近づいてくる社員もいます。

不要に情報を漏らさないために、社員と距離を取ることもあり、孤立しやすい職種と言えるでしょう。

労働法や制度変更への対応が大変

6つ目の理由は、労働法や制度変更への対応が頻繁に必要な点です。

なぜなら、労働関連の法律は毎年変わることが多いからです。

2025年現在、毎年のように最低賃金も上昇していることから、その都度給与の見直しが必要な会社も増えています。

常に最新の情報を把握し、自社の労働環境が適したものになっているのかアンテナを貼っておかなければなりません。

また、全従業員情報を正確に把握し、分からないことがあれば研修やセミナーへ参加して勉強することも必要です。

制度を変えるとなれば、稟議を上げるためにプレゼン資料を作ったり、具体的な変更点を調べて提案したり、周りを巻き込みながら動かしていくことになります。

通常業務を行いながら、こうした業務を並行すると、業務負担が重くなりやすいでしょう。

休日出勤になってしまうことがある

7つ目の理由は、採用業務に関わる仕事に振り回され、時期によっては休みが取れない点です。

採用活動のピークは、入社する社員が増える4月と10月の前後2~3か月となっています。

特に4月は、新卒社員と中途社員の入社時期が重なりやすいです。

求人掲載・応募者対応・面接・入社手配・入社後の研修など数多くの業務を並行して進めていくことが必要になります。

求職者の希望する面接日時が夜間帯や土日に重なれば、長時間労働や振替出勤にもつながるでしょう。

転職フェアのような就職イベントも土日に開催されることが多く、準備も含めて残業時間が伸びる機会が増えてしまいます。

こうした激務から、繁忙期には休みが取れずに不満が溜まる人事が多くなるのです。

解雇やリストラの矢面に立つ 

8つ目の理由は、解雇やリストラを言い渡す役割を担うこともあり、精神的なストレスを感じる点です。

たとえば2006年に発生したリーマンショックの際は、多くの会社で従業員を解雇する動きがありました。

その際に肩を叩くのは人事の仕事となり、従業員から多くの反感を買うことになります。

特に、人事として自分が良いと思って面接を入社につなげた社員を解雇・リストラするのは非常に悔しいでしょう。

暴言を吐かれることもあり、「自分が悪いわけでもないのに、なぜ悪く言われなければならないのだろう」と不満がたまりやすくなります。

このようにマイナスな人事を言い渡すシーンで矢面に立つことが多いため、辛いと感じやすいでしょう。

給与計算や労務管理の負担が大きい

9つ目の理由は、給与計算や労務管理といった細かな作業の負担が大きく、給料日前や月末・月初などに忙しくなりやすい点です。

正確な数字を算出するために、交通費や交際費の領収書を回収・チェックしたり、遅刻・欠勤といった勤務状況を照らし合わせたりする必要があります。

社員が領収書を提出してくれなければその分、仕事を進めるスピードが落ちてしまい、残業過多につながってしまうでしょう。

労務管理システムなどを導入していなければ手入力の作業が多くなります。

ミスの許されない業務として緊張感もあり、毎月負担が大きくなりやすい業務内容です。

異動や配置転換に伴う引継ぎの手間

10個目の理由は、異動や配置転換が発生した際の引継ぎによる手間がある点です。

もし人事異動が頻繁にある会社であれば、その都度引継ぎ業務が課されます。

そのため、思うように仕事を進められないストレスとなるでしょう。

もし、引継ぎを十分に行えていない場合、トラブルやミスにつながる可能性もあります。

それゆえ、比較的時間をかけて丁寧に行うことが求められます。

通常業務にプラスして後任への引継ぎ業務がのしかかるだけではなく、引継ぎしてしばらくはミスがないかダブルチェックが必要です。

一時的に業務量が増え、繁忙期などと重なると辛いと感じやすくなるでしょう。

社内恋愛がしにくい

11個目の理由は、社内恋愛が許されない点です。

人事が特定の社員に特別な感情を抱いてしまうと、公平な評価ができなくなる可能性があります。

また、社内恋愛していることが周りにバレた時、厳しい視線を向けられることもあるでしょう。

基本的に会社の機密情報や社員の個人情報を握っている人事だからこそ、社員とは一定の距離を取った方が良いとされています。

社内恋愛が許されている会社であっても人事職だけはNGとされていることもあります。

そのため、プライベートを制約されているような気持ちになるかもしれません。

社会人になると、恋愛において出会いの機会が減りやすくなります。

職場での出会いが見込めなくなると、自由に恋愛も両立している他職種の人がうらやましくなる人もいるでしょう。

職場の人間関係に巻き込まれやすい

12個目の理由は、人間関係のトラブルに巻き込まれやすい立場である点です。

人事は内部事情を他の社員より把握しているため、どちらからも話を聞いて板挟みとなることがあります。

たとえば「会社を辞めたい」といった退職の相談をされたとします。

その時、人として「転職しても良いと思う」と意見を述べるべきか、会社の人事として「辞めてほしくない」と止めるべきか悩んでいる人事は多いです。

自分が採用した社員だったり、少人数で社員との距離が近い会社だったりするとより一層気持ちが入りやすくなり、悩む機会が増えるかもしれません。

また、喧嘩といったトラブルの仲裁に入ることもあります。

人間関係に振り回されてしまうと仕事が辛いと感じやすくなるでしょう。

人事職は無能の集まり?人事の役割とは  

人事職は無能の集まりなどではありません

会社の未来を創るために重要なポジションであり、優秀な人事がいる会社は成長スピードが早くなっていきます。

人事には、ヒト・モノ・カネにおけるヒトの補充を素早くする業務があります。

さらに長く会社で貢献してもらえるような研修・面談によるフォローアップ、ポテンシャルを発揮できるような人員配置、どのような人材を獲得すればよいかを考えます。

このような採用計画の立案といった経営に関わるミッションをいくつもこなしていく重要なポジションです。

そして、今後人事に求められることは「会社から言われたことをただこなす」だけではありません。

「どのような人材が必要か自分で考え、企画する」人事や「魅力的な人材を確保するために、会社のどの部分を改革すれば良いか、提案する」ことが必要になります。

人事職に向いている人の特徴5選

人事職に向いている人の特徴を5つ挙げます。

人事の仕事に興味がある方や、人事へ転職したいと考えている方は、適性があるかについて自身の能力と照らし合わせてみましょう。

地道な努力をコツコツ続けられる人

人事の仕事は、時に地道な努力・作業の積み重ねです。

応募を集めるためにスカウトのダイレクトメールを毎日送付したり、根気強く採用活動のPDCAサイクルを回したり、結果が出るか分からない業務も多くあります。

そのため、すぐに成果を求めてしまう方や短期的な結果を求める方にはあまり向いていません。

さらに、求職者などの一般人を相手にすると予定が急に変わったり、キャンセルされてしまったりすることも多いです。

自分のペースで仕事を進められないため、長い目で忍耐強く仕事に向き合える方に向いているでしょう。

裏方として組織を支えられる人

人事は一般的に「会社の顔」と言われますが、実際は裏方に回って会社を支える業務がメインです。

自分が目立つことよりも、組織全体が円滑に回るようにフォローするシーンが多くなります。

具体的なエピソードとして、自分が採用した社員が1年後に結果を出して「この会社に入って本当によかった」といったスピーチに感動したというものがあります。

自分が結果を出したわけではないですが、間接的に関わることでやりがいを感じられる方にはぴったりの仕事でしょう。

また、採用活動を通して会社の成長に寄与したり、会社の制度改革を通して業績アップにつなげられたりします。

そのため裏からしっかりと会社の成長に尽力できる仕事になっているのです。

秘密を厳守できる誠実な人

人事は情報を管理している立場である自覚を持ち、秘密厳守が重要です。

人事には社内の情報が自然と集まってきます。

給与・評価といった個人情報はもちろんのこと、会社の機密情報や社内の人間関係など、周りに言ってはいけないことをたくさん抱えることになります。

そのため、適切な距離感を持って社員と接し、個人情報について聞かれたときに、うっかり話してしまわないように注意が必要です。

とくにお酒の場は、気が緩みやすくなるため気を付けましょう。

普段から噂話が好きな人や、危機管理能力に自信がない人は難しいかもしれません。

高いコミュニケーション能力がある人

優れたコミュニケーション能力がある人も人事には向いています。

人事は主に、社員・外部の営業担当・求職者とコミュニケーションを取りますが、必要なコミュニケーション能力はそれぞれ変わってくるでしょう。

たとえば求職者の場合、会社の魅力を十分に伝えつつ、コンプライアンスを守ってトラブルのない面接を行います。

そこでは、丁寧で誠実な対応が必要です。

また外部の営業とやりとりする際は、オープンマインドで課題について相談しつつ、多くのアイディアを出してもらうために駆け引きする力が必要です。

どのような相手であっても信頼関係を築けるような、高いコミュニケーション能力を持っている人は人事として活躍できるでしょう。

柔軟な対応力と適応力がある人

柔軟性と適応力も人事には重要な能力です。

採用活動のトレンドは非常に早いスピードで変化していきます。

アルバイトの採用も、フリーペーパーのような紙面がメインだった時代から媒体ごとのネットへ変化しています。

今や求人のまとめサイト(例:Indeedなど)や、自社の採用ツールを強化する方法がトレンドです。

「去年、うまく採用できたから」と同じ方法を1年後に試してもまったく効果が出なくなっていることもよくあります。

そうしたシーンでも積極的に新しい手法を取り入れ、チャレンジしていく適応力があれば結果に結びつけられるでしょう。

昔のやり方に固執せず、柔軟に対応していく力が必要となっています。

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やめとけと言われがちな人事職の意外なメリット

これまでデメリットやリスクを中心に紹介してきましたが、人事職にもメリットはあります。

今回は5つのメリットを紹介します。

会社にとって、人材の採用や育成は重要なミッションです。人事の仕事を通して結果を出せれば、会社の成長を間近で支えることができるでしょう。

会社全体を俯瞰できる立場になれる

1つ目のメリットは、会社全体を俯瞰する立場になることです。

人事は経営目標を達成するために人材戦略を立案・実行します。

会社が本来目指すべき姿(=あるべき姿)と現状のギャップを整理し、不足している点を進言したり、解消する為に必要な人材を確保したりする動きが重要です。

そのためには、目先のやることに追われていてはいけません。

会社と距離を保ち、多角的に見ながら考える癖を付ける必要があります。

こうした観点を持つことで、人事の枠を超えてビジネスに必要な目線を養うことができます。

将来人事から別の仕事に転職する際や、自分で会社を立ち上げる際に役に立つスキルとなるでしょう。

会社の成長に直結する仕事ができる

2つ目のメリットは、採用・教育・評価制度の実行といったヒトに関わる業務を通して、会社の成長に直結する仕事に携われる点です。

良い人材を採用すれば、、業績が上がった成果や、研修プログラムを組んだことで離職率が下がったといった結果をもたらすことができます。

そうなれば、会社の成長に寄与したという自負が生まれやすくなるでしょう。

組織開発や人材戦略を立案すれば、経営層と近い距離で仕事をする機会も増えます。

普段関わることのない経営層との会話から、会社にとってよい制度の立案などのアイデアが浮かぶこともあるでしょう。

経営的な立場に立って、戦略立案を考えることで、会社の成長に貢献できます。

会社の「文化」をつくることができる

3つ目のメリットは、評価制度や研修制度を通して企業文化や働き方改善に直接関与できる点です。

評価制度の作成1つで、会社の理念や文化に関係している部分に影響を与えられるでしょう。

たとえば、定量的な軸よりも、定性的な軸を重視した評価制度をつくると、会社の文化はプロセス重視になります。

さらに、誰でも働きやすい会社を目指す「ダイバーシティ」の推進や、より良い職場作りとしての働き方改革などを行います。

このような社会的なテーマを取り扱えるやりがいもあるでしょう。

人の成長を間近で見届けられる

4つ目のメリットは、社員をはじめとする多くの人との関わりの中で、人が成長していく様子を見届けられる点です。

新入社員として入った子が少しずつチームに馴染んでいく姿や、悔しくて泣いている姿、後輩に指導している姿などが見れます。

社員のどんどん出来ることが増えていく過程を見られるのは人事の特権と言えるでしょう。

また、入社というタイミングの他に、異動でも同じようなことが言えます。

他拠点へ転勤を言い渡し不安そうな表情をしていた社員が、新天地で活躍しているといった話を聞けると「自分の采配は間違っていなかった」と自信につながります。

なかなか結果を可視化しにくい職種ですが、社員の成長を少しでも見られると「やっていてよかった」と感じられるかもしれません。

「人を見る目」が養われる

5つ目のメリットは、面接や社内のトラブル対応を通して「人を見る目」が養われていくことです。

人事はとても多くの人を相手にするため、人の本質や行動パターンを見抜けるようになっていきます。

応募書類の書き方や面接日設定のやりとりから求職者の性格を予想したり、面接の受け答えの仕方、表情から志望度を図ったり、言外の行動から本意を想像することが癖になるでしょう。

人を見る目が養われることで無駄なやりとりを防ぐことができるため、業務効率も上がっていきます。

求職者のような外部の人だけではなく、社員との関わりも多いため、より深く人の本質をのぞき見ることが多い職業でしょう。

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人事職のキャリアプラン

人事はその先のキャリアプランをイメージしにくい人も多いかもしれません。

人事部署内で昇格するパターンだけではなく、以下の3つのキャリアプランも視野に入れてみてください。

それぞれの仕事内容・特徴・人事の仕事の活かし方などを解説します。

人事ゼネラリスト

人事ゼネラリストとは、人事業務全般を広く習得していき、人事部長やCHRO(最高人事責任者)といった役職者を目指すキャリアプランです。

まずは、人事担当として採用業務・労務・研修業務をこなしていきます。

会社から言われたことを形にするだけではなく、会社にとって必要なアイディアを提案していけると良いでしょう。

結果を出せるようになれば、人事マネージャーへの昇格を目指せます。

管理職として、部門を統括しながら管理・育成することがメイン業務となっていきます。

さらに人事部長になれれば組織全体の人事戦略の立案・管理が可能です。

これまで以上に大きな案件に携わり、他部署への連携なども依頼しながら経営層と近い距離で業務を進められます

最終的にCHROとなれれば、人事戦略の策定といった経営層の一員だけができるポジションに就くことができるでしょう。

人事スペシャリスト

人事スペシャリストとは、採用・労務・育成を極めた存在のことです。

  • 採用スペシャリスト:新卒・中途採用のプロフェッショナル
  • 労務スペシャリスト:給与計算や社会保険、労働法に精通
  • 人材育成スペシャリスト:研修プログラムの企画・実施を担当

専門性が高いため、中小企業で一貫して1人の人事が仕事を行うようなスタイルには合いません。

どちらかといえば、大手企業で専門性が求められるケースや、独立して専門分野で開業するケースなどで活かせる職種です。

スペシャリストになるためにはそれぞれの分野で必要な資格を取って、知識を深める必要があります。

また、専門的に事業を行っている会社へ転職して経験を積んだりする方法があります。

フリーランス・コンサルタント

フリーランスの人事や人事コンサルタントを目指す道もあります。

たとえば、採用戦略の立案支援・人事制度の設計や導入支援・研修プログラムなどを商材としたサービスを提供していく方法です。

経験を活かしてフリーランスとして独立し、企業の人事課題を解決していくことで多くの業界・企業とのかかわりを持つことができます。

コンサルの仕事は、介入度の数値化が難しく、どの程度自分の仕事が影響しているか可視化しにくい部分があります。

難易度が上がる一方で、やりがいも強く感じられるはずです。

一企業の人事としてだけではなく、多くの会社を支援したいと考える人は、フリーランスや人事コンサルタントを目指すと良いでしょう。

人事職へのキャリア形成

これまで解説した人事のメリット・デメリットや適性を踏まえて「人事職を目指したい」と思った方に、どのようなキャリア形成が可能なのか紹介します。

現職でのポジションチェンジ

もっとも最短で理想的な方法は、転職せずに人事部への異動を希望する方法です。

なぜなら、現職であれば自社について詳しく、把握している社員数も増えます。

まったく知らない会社に入社して一から会社を知り、社員を覚えていくよりも、すでに詳しい状態で人事になる方が、外部の人へ自社の魅力を伝えやすくなるでしょう。

人事配置を考える上でも、数字だけでは分からない個々の適性を把握した上での判断が可能です。

現職の部署にもよりますが、現場についても詳しい分、採用課題や経営課題をより明確にイメージしやすくなるでしょう。

現職が営業であれば採用活動へ、事務系であれば給与・労務へ経験を活かすことができます。

現職で得た人事へ活かせる能力をアピールしながら異動の希望を出してみましょう。

人材業界に転職

現職で異動が難しい場合は、転職を視野に入れましょう。

人材業界へ転職すれば採用業務の知識やマッチング力を身に着けることができておすすめです。

人材業界に入社後、人事への転職は能力マッチングがしやすくおすすめのキャリア形成です。

人材業界の代表的な勤務先は以下のようなものがあります。

  • 求人広告代理店
  • 人材紹介
  • 派遣会社
  • ATS(採用管理システム)代理店

直接人を相手にする仕事は、人材紹介や派遣会社に入社すれば可能です。

求人広告を通じて採用活動を支援したり、ATSのような管理システムを通じて人事の支援をしたりします。

このように間接的に人に関わる仕事も実現できます。

また、しっかりと結果を残すことができれば、クライアントの人事として引き抜かれることも多いです。

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資格の取得

資格を取得して知識を身に着けてから転職する方法もあります。

人事の仕事に資格は必須ではありません。

しかし、専門的な知識が求められる仕事も多いので、資格の勉強をすれば転職に有利となります。

転職の為におすすめの資格を紹介します。

  • 社会保険労務士
  • 中小企業診断士
  • キャリアコンサルタント
  • ファイナンシャルプランナー(FP)
  • 簿記

社労士は国家資格なので取得難易度は高いです。

しかし、社会保険、労働法、給与計算などに関する知識全般を身に着けられます。

また、組織開発や人材マネジメントに役立つ資格として組織マネジメント系の資格を取得しておくと実践で役に立つでしょう。

仕事が忙しくて資格取得が難しい場合は、研修や講座を受けるだけでもかまいません。

移り変わりの激しい業務が多いからこそ、最新情報を得る機会を積極的に儲けましょう。

人事職の志望動機は?転職準備はこれ!

人事職の面接で聞かれる志望動機ですが、必ず以下の3点を事前に準備しておきましょう。

面接結果の8割は事前準備で決まっていると言っても過言ではありません。

綿密に準備するために、それぞれどのようなフローで考えればよいか解説します。

自己分析をする

まずは自己分析で、過去の実績・経験を洗い出します。

重要なのは、「何をしたか」の結果だけではありません。

なぜその意思決定をしたのか」のプロセスが、自身の介在価値となります。

たとえば、「海外営業としてショールームを活用した広報活動をした」という実績があったとします。

企画を考えたのは上司です。

そこで、企画されたものをただ実行しただけの場合と、市場調査を行った上でアイディアを出し、企画を通して実行まで行った場合では、仕事の視座がまったく異なるでしょう。

自己分析では、どのように自分が考えたのか思い出し、書面でも面接でも言語化できるようにするのが重要です。

志望理由を考える

次に「なぜその業界・企業を選んだのか」といった志望理由を考えます。

もし異業種・他職種から人事を目指す場合、業界を選ぶ理由と人事を目指す理由を合わせて作りましょう。

ここで重要なポイントは、「自分がしたいこと」を伝えることはもちろん、「会社にとって自分がどのように役に立つのか」の価値をアピールすることです。

人事を目指すのであれば、なおさら人事としての目線を持つようにしましょう。

会社にとって利益をもたらす人材であると判断されれば内定を取りやすくなります。

自己分析で洗い出した経験・実績を踏まえて、「人事でなければならない理由」や「この企業を志望する理由」を言語化していくことが必要です。

転職エージェントを活用し、第三者に壁打ちする

企業へ応募する前に転職エージェントへ登録し、プロのアドバイスを受けましょう。

就職活動は、長引けば長引くほどモチベーションを落としやすく、なぜ落ちたのか分からないと強いストレスを感じます。

負のサイクルとならないよう、コンサルタントと二人三脚で進めていくのがおすすめです。

コンサルタントは業界について詳しいため、自己分析や志望理由を見て志望企業に適した内容へブラッシュアップしてもらえます。

また、面接対策もロープレをしてもらえます。

積極的に依頼し、何度も練習しておきましょう。

面接は数をこなすことで上達していきます。

いきなり本命の企業を受けるのが不安な方もいるかもしれません。

コンサルタントに何度も模擬面接をしてもらうことで、自信が付き、リラックスして臨めるようになります。

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「人事職はやめとけ」と言われたけど転職の価値あり!

「人事はやめとけ」と言われがちですが、適性があり、やりがいを感じられる人にとっては価値のある仕事です。

また、キャリアプランを描きにくいイメージもあるかもしれませんが、積み重ねていく方法、1つを極める方法、横展開していく方法などさまざまです。

そして、長く腰を据えて働き続けられる職業です。

自分の強みや志向を見極めて、後悔のない転職を目指しましょう。

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WRITERライター情報

プロフィール画像

高稲祐貴

株式会社b&q 代表取締役

東京都立大学在学中にマレーシアにおけるコミュニティ事業の立ち上げを経験。日本帰国後にプロップテックベンチャーに創業メンバーとしてジョインし、COO執行役員としてHR事業をはじめとした複数の事業開発と事業推進に従事。2023年に東証プライム上場企業にグループインし、グループ企業役員を経験。2023年に人材HR領域を事業ドメインとした株式会社b&qを創業し、採用支援事業や人材紹介事業を行う。