人材業界は年収が低いという噂をよく耳にすることはないでしょうか?
本記事では人材業界の年収は本当に低いのかどうか、大手人材会社や平均年収等を基に徹底解説しております!
ぜひ最後までご覧ください!
1.人材業界とは?
そもそも人材業界とはどのようなことをする業界なのでしょうか?
人材業界は大きく、人材紹介、人材派遣、求人広告、人材コンサルティング業の4種類があります。
■人材紹介事業
人材紹介は、人を採用したい企業と求職者とをつなぐ事業です。採用へと至った場合に紹介料として、報酬が発生します。人材業界では営業マン同士が社内・社外で成約報酬の多寡を競い合い、しのぎを削っています。報酬は採用された人の契約年収によって決定しますので、企業に対してできるだけ高い年収で採用してもらうよう交渉を行う場合もあります。また、人材の発掘だけでなく、採用フォローも業務の一環として手がけている企業もすくなくありません。
■人材派遣事業
人材派遣は、派遣会社が雇用している人材を、労働力として顧客企業へ派遣する事業です。派遣会社は企業へ人材を派遣する対価として報酬を得ます。一度採用された派遣人材でも契約が途中で打ち切られると報酬が発生しないため、優秀な人材を適材適所で派遣するコーディネート力が必要になります。
■求人広告事業
求人広告とは、「求人ポータルサイト」と呼ばれるWebメディアや、求人情報誌、フリーペーパーなどのメディア運営を通じて求職者と企業とをつなぐ事業です。運営会社は、求人募集を中心とした求人広告を商品として販売し、広告出稿料として収入を得ます。新規の会社に対して提案営業を行うことも求人広告ビジネスの特徴です。
■人材コンサルティング事業
人材コンサルティングとは、採用支援や教育支援、人事制度の構築支援などについてコンサルティングを行う事業です。企業の「人事業務全般の課題解決」を目的としているのが特徴です。対応範囲が広い分、顧客に対する深い理解と提案、課題解決能力が求められるビジネスです。人材業界のより詳しい仕組みや業務内容を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
2.人材業界の年収は?
それでは人材業界の年収はいくらくらいなのでしょうか?
Openworkで人材業界の代表的な企業42社の平均を取ると人材業界の平均年収は約434万円となっております。
日本の平均年収は国税庁によれば、日本の給与所得者の平均年収は461万円です。
その為、平均年収は日本の平均と比べると安い傾向にあります。
また、人材サービス業界うち、OpenWorkで口コミ投稿が多い5社の平均年収は
株式会社マイナビ 533万円
パーソルキャリア株式会社 535万円
株式会社テクノプロ 407万円
株式会社パソナ 489万円
エン・ジャパン株式会社 456万円
となっています。
3.人材業界における高年収企業ランキング
平均年収については前述しましたが、人材業界での平均年収が高い企業の平均年収はいくらなのでしょうか?
1.エンワールド・ジャパン株式会社
全社員の平均年収:931万円
2.ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社
全社員の平均年収:817万円
3.ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社
全社員の平均年収:775万円
4.RGFタレントソリューションズ株式会社
全社員の平均年収:731万円
5.MIフォース株式会社
全社員の平均年収:729万円
6.株式会社リクルートキャリアコンサルティング
全社員の平均年収:723万円
7.パーソルホールディングス株式会社
全社員の平均年収:703万円
8.株式会社ジェイエイシーリクルートメント
全社員の平均年収:663万円
9.サーチファーム・ジャパン株式会社
全社員の平均年収:662万円
10.アクシスコンサルティング株式会社
全社員の平均年収:636万円
出典:OpenWork
人材サービスの平均年収の高い企業ランキングはいかがでしたでしょうか?
1位はエンワールド・ジャパン株式会社で平均年収931万円と、1000万円近く稼ぐことが可能であることが分かりました。
また、人材業界の営業職などではインセンティブ制度を取り入れている企業も多いため、高い年収を得ることは十分に可能であると言えます。
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4.人材業界でのやりがいは?
続いて、人材業界で働くやりがいについて見ていきましょう。
仕事にやりがいを感じることができれば、満足感を抱きながら働けるので、高いパフォーマンスやより良い成果を期待できますし、自分自身の可能性を広げて自己成長を促すきっかけにもなります。
また、やりがいを感じながら働くと不満が生まれにくく、仕事をポジティブに捉えることができる点もメリットです。
人材業界で働くことのメリット
求職者にとって、転職は人生の転機となることも多いもの。人材業界で働くことで、求職者の転職成功に立ち会え、喜びを共有できることが大きな魅力です。企業のヒューマンリソースの充足にも関与でき、感謝される場面も多いでしょう。こうした機会に多く恵まれることもやりがいにつながり、人材業界で働き続けるための原動力となります。
人材業界で働くやりがいについてもっと知りたい方はこちらの記事で解説していますのでぜひご覧ください!
5.人材業界に転職するのはあり?
ここまで人材業界の年収ややりがいについて解説してきました。全体を通して人材業界に転職するのはありなのでしょうか?
結論から言うとありです!その理由を解説していきます。
①人材業界が成長業界である
人材業界は成長業界であると言えます。
矢野経済研究所が2016年7月~10月に行なった調査(参照/『人材ビジネス市場に関する調査を実施』)によれば、2015 年度における人材派遣業の市場規模は4 兆 1020億円(前年度比105%)、人材紹介業の市場規模は2100億円(前年度比 113.5%※6 年連続プラス)と成長しています。
また近年では、日本企業の海外進出や、国内市場の人手不足に伴う外国人雇用の加速など、こういった動きも人材業界好調の背景にあると言えます。
②労働者不足
人材業界の今後が明るい理由の2つめは、日本は将来的に労働力不足に陥ると懸念されているためです。人材サービスの収入源は企業側なので、企業の人材需要が高まると人材業界の売上が伸びる可能性も高いです。パーソル研究所が発表した2030年の労働市場では日本国内で約650万人もの働き手不足に陥るとされています。
研究ではさらに、現在推進している女性・老人・外国人雇用のみでは働き手不足をまかないきれないとされており、今後は労働者の人材需要が高まるでしょう。
企業の働き手需要が高まれば、たとえ労働人口が減少しても人材業界全体の売上が伸びる事が予想されます。
6.まとめ
最後までお読みいただきありがとうございます。人材業界で働くことに興味をお持ちいただけたでしょうか?
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