【完全保存版】人材紹介会社について徹底解説!総合型、特化型の違いは?

人材業界、特に人材紹介会社に興味があるけど、「なんか色々種類がありそうだけど、どんな種類があるの?」「総合型、特化型、どっちが自分にあっているんだろう・・」など、人材紹介の仕事には興味があるけど、何が良いのかわからない!という方が多いのではないでしょうか。

本記事では、「人材紹介会社」について、人材紹介未経験の方向けに、どんな会社があるのか、どういったカテゴリーに分けられているのか、それぞれどういった特徴があるのか、を説明しております。 これから人材業界にチャレンジしていきたい!という方は是非、ご一読ください。

目次

人材紹介会社の仕組みとは

人材紹介業の全体像

人材紹介業は下記の3要素から成り立っています。

それぞれの要素を詳しく解説していきます。 

人材紹介業全体像

それぞれの説明を以下に記載します。

コンサルタント

求職者と求人企業を繋ぐ役割です。 ただ「コンサルタント」と一言に言っても、役割としては

A.求職者と接点を持ち、キャリア形成相談や転職相談に乗り、転職活動の伴走を行う「キャリアアドバイザー」

B.求人企業の採用成功に向けて採用戦略の検討から募集要項の作成などを行い、採用の成功に向けた伴走役を担う「リクルーティングアドバイザー」の2つの役割を含みます。 

人材業界を調べている方であれば、一度は目にしたことがある「片面型」「両面型」というワードもこれに関連する言葉です。

コンサルタントが「キャリアアドバイザー」「リクルーティングアドバイザー」の両方の役目を担う場合には、「両面型」コンサルタントと呼ばれ、いずれか片方を担う場合には「片面型」コンサルタント、もしくは求職者の対応をメインで行うコンサルタントであれば「キャリアアドバイザー」「キャリアパートナー」と呼ばれ、採用企業の対応がメインであれば「リクルーティングアドバイザー」と呼ばれることが多いです。

求職者

「転職をしたい!」「転職しようかどうか悩んでいる」といった転職活動をする方々のことを指します。

求職者さんをどう集客しているかは、紹介会社さんによって異なりますが、ホームページからの登録、ビズリーチなどのスカウト媒体からの登録、Instagarm広告やGoogle広告からの登録など、様々な登録経路があります。

求人企業

求人を募集している企業を指します。しかし、基本的には人材紹介会社は取引のある(人材初回の契約をしている)企業にのみ紹介が可能となっているため、全ての紹介会社が求人を募集している全ての企業に対して紹介をできるわけではありません。

そのため、紹介会社としては求職者に沢山の選択肢を提供するためにも、取引先の企業を増やすよう努力する必要があります。

以上から、人材紹介の事業が3つの歯車が上手く回ることによって、事業が成り立つことはご理解頂けたでしょうか。

人材紹介事業を行う上で、①コンサルタント(キャリアアドバイザー / リクルーティングアドバイザー)と②求職者 ③求人企業 の3点はいずれも欠かせません。例え「転職をしたい!」という方が沢山いて、優秀なコンサルタントの方がいても、ご紹介できるお取引先が0件だと紹介業務は成立しませんよね。 逆に取引先が100社あっても、求職者さんの登録がなければ、同様に成立は難しくなります。

人材業界への転職はひとキャリ!まずは無料でキャリア相談!

「総合型」「特化型」とは?

人材紹介事業の全体感がわかったところで、次は人材紹介会社はどのように分類が分けられるのかを見ていきましょう。 様々な分け方があるのですが、まずは最もメジャーな分け方である「総合型」と「特化型」の2つについて見ていきたいと思います。

「総合型」人材会社とは

認知度が高く皆さんの多くが知っている人材紹介会社、例えば「リクルートエージェント」「マイナビエージェント」「Doda(パーソル)」「パソナ」「type転職エージェント」などの大手企業はいずれも総合型に分類されます。総合型とは、一言で言うと「総合的に全ての求人情報を扱っている」紹介会社になります。 全ての業種の求人を扱っている分、求人数が多いことが特徴です。

「特化型」人材会社とは

詳細は後述しますが、「業界」「職種」「レイヤー」「企業規模」「求職者特性」などの切り口で、それぞれ自らの得意領域に特化した人材会社の形を言います。例えば「業界」特化型の人材会社であれば、その特定の業界について深い知識を有していることが多いです。一方で、特定領域のみの求人しか扱わないため、求人数は総合型の会社と比較すると少なくなってしまうのが実情です。 

総合型・特化型企業(例)

「特化型」のカテゴリー分け

前項でも多少触れましたが、どんなカテゴリー分けができるのかを見ていきます。表にまとめると、以下の通りです。

特化型分類(例)

上記の表はあくまでも例になりますが、概ね5つの切り口から別れることが多いように思います。 また昨今では、「特定業界 × 特定レイヤー」「特定職種 × 特定レイヤー」などの、掛け算をして特化領域を絞っている会社も増えてきたように思います。例えば、

「IT業界 × ハイクラス」「営業 × 若手(20代)」などです。 

「総合型」「特化型」のメリットデメリット

それでは、総合型と特化型のメリットデメリットをそれぞれ見ていきましょう。 

「総合型」人材会社のメリット

前述の通り、やはり取り扱い求人数が多いことは総合型人材会社のメリットになるのではないでしょうか。特化型では、全業界、全職種を広く対応している総合型に数で勝つことはできません。また、求職者目線で言うと、「何をしたいか全然定まっていない」という方にとっては、広くどこでも紹介してくれる総合型人材会社の方が相性は良いと言えるかもません。 

「総合型」人材会社のデメリット

メリットの裏返しになるかもしれませんが、求人数が多い分、一コンサルタントが各業界や各職種に対する理解度は高くない場合もあります。全業界、全職種について100%詳しくなるなんて、物理的にも難しいですよね。 

「特化型」人材会社のメリット

メリットとしてはやはりなんと言っても、特化領域に対する知見の深さ、理解度の高さになるかと思います。転職者にとって、同じ解像度を持って転職の相談に乗ってくれるコンサルタントと共に転職活動ができるのは、大変心強いことでしょう。 

「特化型」人材会社のデメリット

デメリットは、その特化している部分でしか、転職の支援ができないことになります。 例えば、営業職に特化した紹介会社に「デザイナーの求人を紹介してください!」と言っても、きっと得意な領域ではないので、そもそも紹介できる求人がない可能性もありますし、支援を行うことは難しいのではないのでしょうか。

「総合型」「特化型」の向き不向き

これまで、人材紹介会社の仕組みから、それぞれどう会社ごとに違うのか、それぞれの特徴は何かを説明しましたが、本章ではこれから人材紹介にチャレンジする方にとって、どちらが良いのか、向き不向きはどうか、について記載をしていきます。

「総合型」に向いている人

・広い選択肢の中から転職支援をしたい方

総合型紹介会社の強みは、なんと言っても求人の量と幅の広さです。その強みを活かして、どの業界、どんな仕事をしたいかわからないと言う求職者に対して、選択肢の多さで転職の支援をしたいという方は、総合型が良いかもしれません。

・業界/職種にこだわりがない方

特定の業界が好きだったり、得意だったとしても、その領域における転職支援ができるとは限りません。 そのため、業界は関係なく、数多くの人に対し、広く転職支援がしたいという方は総合型の方が良いかもしれません。 

「特化型」に向いている人

・求職者に寄り添った転職支援がしたい方

業界で働く人と同じ目線で、高い知識レベルを持って顧客にできる限り寄り添った転職支援がしたいという方は特化型の方が向いています。業界で働く人と同じ知識レベルを持つということは簡単なことではありませんが、その分求職者の本当の意味での転職活動のパートナーになれるでしょう。 

・好きな業界、理解の高い業界がある方

例えばご自身が保育士として働いていて、「保育業界で働く人のためになりたい!」や、不動産営業出身の方が「不動産の知識であれば自信があるぞ!」という思いを持っているなど、特定の業界にこだわりがある場合には、その知見を活かせる領域特化型の人材会社にチャレンジすることをお勧めします。やりがいを持って、仕事に取り組めるかと思います。

まとめ

以上、人材紹介会社を全体感から、分類ごとに分けて見てみました。 これから人材紹介にチャレンジしようとしている方にとって、何か参考になることはあったでしょうか。ぜひ自らが叶えたいこと、人材紹介会社で働くことで実現したいことを元に、どこで働くのが最適なのかを見つけてみてください。 

人材、HR業界への転職無料相談はひとキャリ

業界のプロフェッショナルから無料でキャリアアドバイスを受けられます

現在抱えているキャリアのお悩みや転職のご相談などなんでもご相談可能です!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

"人から、明るく"をスローガンに人材HR業界のことを幅広く発信。人材業界or人事職出身者で構成された編集部メンバーが、業界のリアルをお届けします。

目次